神刻 ・ ・ ・聖夜

+あとがき+


 いや、終わりましたね……。例によってばたばたと。(苦笑)  期限を切らないとペースが上がらない魁ですが、今回はいくらなんでもきつすぎるスケジュールでした……。 (だってこんなに長くなるとは思わなかったんだもん!!  ↑的確な予言をありがとうございました、翔華さん……。それはないよって流した魁が馬鹿でしたわ。阿呆め)  しかもなぜか内容が戦争ものに発展していたし……。  さんざん暗かったですわ。調べものをしている間。(その上、あまり本文に生かしてなかったり……もったいないわ……)  なんでクリスマス企画なのに、こんなテーマになってるんでしょうねぇ。(おかげでBGMが全然合ってない)  戦争資料なんか読んでると、ほんとに暗惨たる気分に陥ってしまいます。日本軍に負けがついたミッドウェー以降の 足掻き方なんて、どう言いようもない……。一生懸命に立ち直ろうとしたことはわかりますが、先がわかっているからこそ、 読み進められなくなりそうでした。  日本軍の戦い方にはいくつか致命的な弱点があったそうです。たとえば、情報の軽視。何よりも情報収集を徹底して 相手の動きを逐一把握しようと試みた連合軍に対して、日本軍側は偵察機を飛ばすことすら怠りがちだったといいます。  その機密管理の甘さが現れたのが、「海軍甲事件」(長官山本五十六の戦死)です。彼が「い号作戦」失敗後、 前線視察と兵士激励の為、ソロモン戦線に向かおうとしたのですが、その予定を各基地に伝えた暗号電文を合州国軍の 情報部が入手して解読し、彼の機はソロモン諸島ブーゲンビル島上空にて撃墜。連合艦隊司令長官はこうして殉職を 遂げたのでした。  ……あれ?なんでこんなことを説明しているのでしょうか、わたしは。  太平洋戦争史をレクチャーするような柄ではないというのに。はあ。失礼いたしました。  さて、小説の内容について。  ……魁の書く高耶さんって、いつも泣いてます?  なんだかそんな気が……。  そういうの趣味なのかしら。魁はたぶん直江さん視点でものを見ていますので、そのせいでしょうね。  守るべき子供(ごめんなさいぃぃ!)、という感じがどこかにあるようです。  またもや全体的に暗い話になりましたが、二人の関係に関しては結構すなおにいったような気がします。  どうでしょうかね。  あと、反省としては、表現に、くどすぎるものが幾つかあったことです。直江さんの目と声についてのところ。  一体何度同じ言い回しを使ったことか……。うざかったらごめんなさいです。  う〜ん、ほかにも、言い出したらきりがないですねぇ。異様に長くなったこととか、ページの切り方がへたくそなこととか。  ……もう、やめよう。 あとがきまでわけがわかりませんが、このへんで切ります。 最後までおつきあいくださったみなさま、ありがとうございました!            2001/12/24.  魁 あきら

+ご注意+


参考    旧海軍に関するデータ・・・旧日本軍に関する研究 (戦艦・戦闘機のデータ)       特攻に関するデータ・・・神風(kamikaze) (神風特攻隊について)       戦史全体をとおして・・・「アジア太平洋戦争史」       Special thanks・・・翔華さん。(太平洋戦争概略、およびご助言) 史実に反した事項     1・・・直江さんは空軍の兵士という設定にしましたが、実際には旧帝國軍には                  「空軍」は存在しません。空の戦力は海軍の航空部隊でした。              2・・・「神風」は正確には台湾沖航空戦の一週間ほどあとに編成されたので、                  作中のあの時点で直江さんがその名前を知っていることには矛盾があります。                  ストーリィ上の都合でこうしました。ご了承ください。              3・・・同じく「神風」についてですが、最初の神風特別攻撃隊・敷島、大和、朝日、                  山桜隊の隊員23名はすべて第10期甲種飛行予科練習生出身であり、                  直江さんのような民間徴発兵が加わっていたという事実はありません。                  こちらもご了承ください。               ・・・とりあえずはこんなところでしょうか。また何かあれば、追加します。



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